監督挨拶
新発田高校ラグビー部 監督 笹川 敬史(ささがわ けいじ)
ラグビーという競技は不思議なもので、嘘や隠し事が通用しません。パスやキック、ランはもちろんのこと、コンタクト(身体的接触)が許され、自由度が高く、楽しく、激しい競技だからこそ、根っこの部分の人間性がプレーに現れるのです。ラガーマンならば、100回LINEのやり取りをするよりも、1回のタックルの方がお互いの気持ちが通ずるようなところがあります。新発田高校ラグビー部の皆には、グラウンドで多くの時間をチームメイトと共に過ごす中で、心身を鍛え、自分の弱さと向き合い、切磋琢磨する中で真の仲間とはどういうものか理解してほしいと願っています。
チームのテーマは「ENJOY」。日本語では「楽しむ」と訳しがちですが、我々は「堪能する、味わい尽くす」と解釈しています。楽なこと、気持ちいいことだけやっていては競技を味わい尽くすことなどできません。しんどいこと、怖いこと、時には痛いこともラグビーの一部、そんな日々を繰り返してようやくたどり着いた花園(高校ラグビー全国大会の会場)の切符をかけた大一番、後半のヒリヒリする場面でこそ、高校ラグビーを真にENJOYできるというものです。
新発田高校ラグビー部の最大目標は人生をENJOYし、グローバル社会に貢献できるタフな人材を輩出すること。そのために、生徒たちとともに一歩一歩前に進んでいきます。