遠藤 康文 監督 2007.4-2015.3
ラグビーは、すばらしい競技です。
どんな選手でもポジションが存在します。大きい人、小さい人はもちろん、速い人、遅い人まで、チームには必要です。これは、他種目で言うところのみんなの代表なんだからというものではなく、本当に必要なのです。
「チームの勝利にとって、自分は何ができるか。」
ま ずは、自分の強み、弱みを発見することから始まります。弱みは簡単に見つかります。強みは、仲間に発見されたり、ふとしたときに自分で気付いたり、多少時
間がかかります。それは、身体能力の場合であったり、精神的なものであったり、様々です。それが見つかれば、あとは、仲間と一つの楕円球をつないで走るだ けです。ルールはその時に、必要であれば覚えていきます。
なんだか、社会のルールと似ています。
これこそが、新発田高校ラグビー部の奥義ではないでしょうか。
「文武両道」なんて言っていますが、そもそも文と武を分けることすら、違和感を感じるくらいの感覚で毎日トレーニングをしています。ラグビーでリフレッシュしているからこそ授業に集中できるくらいのものです。
コーチとして心がけていることは、「横に立ち続ける」ということ。絶対に正面に立ちません。教えることをしません。お互いに成長できるよう、並走します。グランド上です。
「生活=プレー」
体のメインテナンス、心のメインテナンス、道具のメインテナンスを推奨しています。
部の約束事は一つだけ。
「正しいことをしよう」
選手それぞれの価値観を大切にします。